BookMICRO TRIBE FUKUI TRAD ANNUAL/MANUAL
LOADING
MICRO TRIBE FUKUI TRAD ANNUAL/MANUAL
LOADING
MICRO TRIBE FUKUI TRAD ANNUAL/MANUAL
LOADING
MICRO TRIBE FUKUI TRAD ANNUAL/MANUAL
LOADING
MICRO TRIBE FUKUI TRAD ANNUAL/MANUAL
LOADING
MICRO TRIBE FUKUI TRAD ANNUAL/MANUAL
LOADING
MICRO TRIBE FUKUI TRAD ANNUAL/MANUAL
LOADING
MICRO TRIBE FUKUI TRAD ANNUAL/MANUAL
LOADING
MICRO TRIBE FUKUI TRAD ANNUAL/MANUAL

1

/ 8

地方創生と新たなコミュニズムのために

2021年の春から取材者として約1年間同行した、クリエイティブコレクティブ「PERIMETRON」から派生したトリオ「圓(えん)」による福井県の地方創生プロジェクト「FUKUI TRAD」。

この書籍『MICRO TRIBE FUKUI TRAD ANNUAL/MANUAL』は、その同行の中で得たエピソード、記録写真をベースに、はじまりと終わり、幕間などの映画的要素、客観的視座、圓のメンバーである西岡将太郎氏、佐々木集氏、森洸大氏らへの長時間に渡る事後のインタビュー、様々な引用を盛り込みながら編集し、福井県の伝統工芸品である越前和紙のカバーでくるんだ弊社初の出版物です。

FUKUI TRADの目的をシンプルに言えばPERIMETRONの視点、フィルターを通した工芸品の制作・販売。

つまり伝統の利活用とも言えます。

しかし、圓の3人が重きを置いたのはものづくり自体というより、ものづくりをはじめるまでの準備でした。

彼らにとって全く縁がなかった土地を知る(表面的に見れば、県からの依頼によるコミッションワークに過ぎなかった)ために現地に家を借り(現在も賃貸は継続中)、町中を巡り、地元の人と自ら知り合うことにプロジェクト期間の大半を費やしたのです。

そういった態度を横目にしながら、これは民主的かつ自然な組織づくりや合意形成の方法であり、いかにして地方に盛り上がりをつくっていくかの基本要素なのだと我々は考えました。

そのため最初につけていたタイトルは、年次報告であるのと同時にマニュアルでもあるという意味の「FUKUI TRAD ANNUAL/MANUAL」。

そこに彼らが気に入ってくれた、本文中に登場する「小さな人の渦」を指していた「MICRO TRIBE」という言葉を頭に加えました。

Staff Credit

  • 監修: 西岡将太郎、佐々木集、森洸大 (圓/PERIMETRON)
  • エディトリアルディレクション、文章: 大隅祐輔
  • 編集、文章: 倉本潤
  • アートディレクション、デザイン: 宇平剛史
  • カバーデザイン: 森洸大
  • エディトリアルデザイン: 冨樫遥
  • 和紙提供: 和紙屋 杉原商店
  • 印刷: サンエムカラー
  • 製本: 篠原紙工
  • 発行: WATARIGARASU